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私の知っている勇者たちを紹介します。周りには凄い人が大勢いるので、抜粋させていただきました。その他の方々はいつの日か書き足したいと思います、ご了承ください。


デイブ・スワツキー

デイブは私の元ご近所さんで、面白いエピソードをいっぱいお持ちです。−50度のクエストレース中にチョコレートを食べようと口に入れたらチョコが恐ろしいほど凍っていて、舌にくっついて凍傷になったとか、極寒でのレースにカーハーツ(ジーンズのような厚地のアラスカでは主流の作業着)で出場し、寒くて棄権したとか、今となっては笑える経験談をしてくれます。声が大きくて背が高いので、一見怖い人のように思えますが、心の温かい、犬たちに愛されているマッシャーです。
ビル・コッターとステフィー・コッター

ビルはまだ若い頃、2階屋根から飛び降りた際、足の長さが左右で変わってしまったというエピソードを持っているマッシャーです。クエスト優勝経験もあり、今回私が犬を借りる際、ハンドラーとして色々助言してもらい、本当に勉強になりました。彼の頭がよいことは周知の事実です。その上、色々なマッシャーを知っているので噂話が面白く、おかげで私はかなりの犬ゾリ界の情報通になりました。
ステフィーは私と同い年で、いつも冗談を言ったりして場を和ませてくれる優しい女性です。現在は離婚してしまったお二人ですが、私がお世話になった方達です。
舟津圭三

1999年のワイオミングでの犬ゾリレースで出会って以来、圭三さんと奥さまの恭江さんには頭が上がらないほどお世話になっています。この写真はこれしか持ってなかったので・・・すいません。
日本が誇る長距離犬ゾリ師である圭三さんは、史上初となる南極大陸を犬ゾリで横断(チームの日本代表)、アイディタロッド新人賞獲得、ユーコンクエスト新人賞獲得等の素晴らしい経歴だけではなく、甘いマスクとシビれる歌声を併せ持ち、優しく賢く誠実なその人柄と駄洒落のセンスに誰もが参ってしまうのです。人間として崇拝しています。私が犬だったら耳を倒してキュ〜ンと鳴いていることでしょう。
フランク・タナー

クエストといったらこの人。フランクはクエストに何十回も出場しており、優勝経験ももちろんある。いわゆるミスタークエストです。彼にまつわる噂話は色々ありますが、よく喋る意も白い人です。少し話すぎというか、心配しすぎというか、彼のことを「お母さん」と呼ぶマッシャーも。
2007年のクエストには出場する気はなかったのですが、ツーリストたちにビデオなどを見せて説明しているとき、「やっぱり出たい!」と思って出場を決めてしまったそうです。
本当にクエストを愛しているのです。
ウイリアム・クリーディーン

彼も私が尊敬するマッシャーの一人です。
アイディタロッドで盲目の(全盲ではありません)女性が完走した話があります。ガイドを雇って同行してもらっての完走ですが、それでももちろん凄い事で、彼女は一躍時の人となり今では超有名なマッシャーとして本を書いたりテレビに出演したりしています。彼はまったく違うタイプです。片足が義足である事を見せず「俺の歩き方は元々こうなんだよ」なんて笑っている人です。彼らしい生き方でかっこよくて素敵だと思います。私が棄権したときに「もう一回絶対挑戦しろよ!」と励ましてくれた彼に、心の強さを教えてもらった気がします。
http://www.yukonexplorer.com
ランス・マッキー

ユーコンクエストとアイディタロッドは約1ヵ月離れているレースなので、クエストの後にアイディタロッドに出場するとなると、約2〜3週間しか空きがありません。この両方に挑戦するマッシャーは数あれど、両方優勝するのは絶対不可能だと思われていました。厳しいレースの直後にまた大変なレースに出る訳で、マッシャーも大変ですが、犬もすべて違う犬を揃えることはできないので両方走る犬もいます。犬にとっても過酷なスケジュールなのですから、本当に両方に優勝するのは奇跡です。こんな神業を今年成し遂げたのがランスです。もちろん犬ゾリ史上、初の快挙!
マッキー家は有名な犬ゾリファミリーで、お父さんもお兄さんもアイディタロッドで優勝しています。彼は癌を克服し、父と兄と同じようにアイディタロッドでも優勝したいという気持ちで臨み、このありえない記録を樹立してしまいました。
彼も彼の奥さんも気さくで陽気ないい人です。レースだからといって見た目に気を使ったりはせず「ふだんのままさ」と笑っています。ちなみに、私は彼のお父さんのディックに「ここに住むためには結婚しなくちゃいけないかなぁ」と言ったらガハハと笑われ、「俺は駄目だよ」と釘を刺されました。
http://www.mackeyscomebackkennel.com